『ふじのくに大田楽』公演中止のお知らせ 3月21日(土)
新型コロナウイルスの感染拡大防止と、
政府が全国すべての小中高校などに臨時休校を要請したことを受け
お客様および関係者の安全を考慮した結果、
ふじのくに大田楽公演は、大変残念ながら【中止】にさせていただきます。
ふじのくに大田楽
静岡県東部の郷土芸能が集まり、静岡県から世界へ発信する令和の祝祭です。
Traditional entertainment from east Shizuoka spreading the traditions of Shizuoka to the world in this festival for the Reiwa era.
大田楽は中世日本で大流行した芸能「田楽」を再生した作品で、幼児から高齢者まで参加でき、プロ・セミプロ・アマチュアが一体となって作り上げる祝祭です。
静岡県では、20年以上にわたり伊東市だけでなく静岡市、浅間神社、浜松などで行われてきました。
今回装いもあらたに「ふじのくに大田楽」として伊豆半島の芸能や、一輪車、車いす、アジアの獅子などを一つにした祝祭として開催いたします。
大田楽とは
中世、京の都を中心に全国で大流行しながら消えた「田楽」という芸能がありました。
その「田楽」のエネルギーはそのままに、日本各地の伝統芸能や音楽を盛り込み、現代に再生した祝祭です。五穀豊穣を祈り、平和を願い色とりどりの花をつけた大きな笠をかぶり、腰鼓や編木をつけて躍ります。さらにはアクロバットや散楽など、様々な芸能が華やかに繰り広げられます。
1993年度に文化庁芸術祭賞を受賞。長野冬季パラリンピック閉会式をはじめ、国内や海外の様々な催事で上演されてきました。NHK大河ドラマでは、物語当時の民衆の芸能として「太平記」「秀吉」 「利家とまつ」「義経」「平清盛」「軍師官兵衛」などに、度々登場しました。
本年11月9日には「天皇陛下の御即位をお祝いする国民祭典」の祝賀式典で披露しました。
出演予定団体
- 伊東大田楽(伊東市) いとうだいでんがく
- 平成10年の初演から22年間継続開催している伊東大田楽は、日本の中世に大流行して消えた芸能「田楽」を今日的に再現した大田楽を伊東の演出で実施しています。「大田楽」が長野冬季パラリンピック大会閉会式を盛り上げた事で、日本全国に広がりました。
- 湯川鹿島踊(伊東市湯川) ゆかわかしまおどり
- 「湯川鹿島踊」は、海上の安全祈願や供養をはじめとする地域の信仰を象徴する芸能として毎年10月の湯川神社祭礼時のほか、1月と7月の小祭でも奉納され、太鼓などの鳴物はなく踊り手が歌いながら、竿頭以下15人が丸踊りと竿踊りを披露します。
- 葛見神社神楽(伊東市岡) くずみじんじゃ かぐら
- 毎年10月の葛見神社祭礼時に奉納される「岡の神楽」は江戸初期に始まり長年親しまれてきましたが、後継者不足のため昭和37年を最後に途絶えてしまいました。昭和59年の祭礼より岡神楽保存会の協力を得て、青年有志(伊東明神会)が復活させ、現在に至っています。
- 加殿神楽(伊豆市加殿子神社) かどのねのじんじゃ かぐら
- 村内の安全と五穀豊穣を祈願し、江戸時代末期から地区内で舞われていた芸能で、一時存続が危ぶまれましたが、昭和49年に神楽保存会を結成し、10月の秋季大祭と元旦の拝賀式に奉納されてきました。演者は長期間の練習を経て、大祭当日神殿に向かって神楽を奉納します。(市指定無形民俗文化財)
- 中原戸水神社宮神楽(伊豆市中原戸水神社) なかはらとすいじんじゃ かぐら
- 二百余年前より「鳥刺し」と共に伝わる代表的な民俗芸能の一つ。もともとは「里神楽」といわれるもので御神体を収めて持ち歩きのできる移動式の神座(かむくら)の前で舞う形式の舞。獅子頭をかむる者と、尻持ち1人、神座の後ろの囃子方5人の計7人で演じます。(市指定無形民俗文化財)
- アジアの獅子、中国獅子、韓国獅子、バリの獅子バロン
- 獅子とはもともとライオンのこと。ギリシャではセール、ペルシャに伝わりシール、インドに渡りシンハ、インドネシアではシンバ、中国でシシとなり獣偏に師と書いて獅子と名付けられ邪悪を避ける役目を担う聖獣として日本に伝わりました。三か国の獅子に郷土芸能の獅子、田楽の獅子が加わり総踊りを繰り広げます。
- 伊那下神社式三番叟(松崎町) いなしもじんじゃ しきさんばそう
- 松崎の伊那下神社の三番叟は、若衆で組織する三省社が毎年11月に境内舞殿で奉納し、舞い方と囃子方で構成され、千歳と三番は小学生、翁は若衆が務めます。
- 今回は、小学生が黒面を着けて鈴を振りながら重々しく舞う「鈴の舞」を演じます。
- 出崎神社猿っ子踊り(西伊豆町宇久須) でざきじんじゃ さるっこおどり
- 11月の秋祭りに、赤装束を身にまとった子供達がお囃子に合わせ逆立ち踊り、鯨突き踊りなどを披露します。漁獲物を奪い取られる海賊行為に困り果てた漁師たちが「魚がさる」と禁句になっていることを逆手にとり、船先に猿の格好をした人を立て海賊を追い払ったことから始まった郷土芸能です。
※ふじのくに大田楽市民参加を別途募集します。
公演情報
- ※チラシを印刷してFAXにてお申し込みいただけます。
- 主催:特定非営利活動法人ACT.JT静岡支部
- 共催:静岡県文化プログラム
- 出演:総合司会 セイン・カミュ
- 演奏:和田啓 稲葉明徳 ACT.JTわざおぎ ほか
- 演出:黛りんたろう
- 制作:特定非営利活動法人ACT.JT静岡支部 / 伊東わざおぎ / 特定非営利活動法人ACT.JT 赤坂明子
- 会場:長泉町健康づくりセンター ウェルピアながいずみ
- https://www.mizuno.jp/facility/shizuoka/nagaizumi.aspx
- 〒411-0933 静岡県駿東郡長泉町納米里549番地
- 前売り開始:2019年12月16日
- 全席自由席:1,000円 (高校生以下無料)
- お問い合わせ先:特定非営利活動法人ACT.JT 事務局 03-6914-0325