ACT.JT

エトノスについて。ACT.JT

Menu

エトノスとは

真伎楽に集まった音楽家、舞踊家、スタッフたちは国籍もさまざまで、シルクロードを遡り、文化のお里帰りをしつつ、世界規模の芸能を発信するという壮大な計画「マスクロードプロジェクト」にふさわしいメンバーでした。『文化は政治や経済の垣根つまり国境を超越する』という万之丞イズムの象徴として本人が名付けました。

国境を超えて文化を共有する集団=エトノスは、万之丞没後、真伎楽だけでなく大田楽の音楽や散楽部分、また天守物語や萬狂言の現代狂言に参加したり、わざおぎ講義の講師として指導をして関係を深めています。

エトノスの意味

日本語の『民族』には政治的共同体という意味合いの強い「nation」と、同一の文化習俗の集団の意味合いの強い「ethnic group=ethonos」があります。

エトノスと真伎楽 そしてマスクロードプロジェクト

命名者万之丞は、21世紀の文化交流というのは、お互いの文化を見せ合うのではなく、両国が文化を共有するのだと主張し、それこそが、お互いを理解し、尊重し、分かり合う平和を構築する原動力と考えたのです。

真伎楽は古代の仮面舞踊劇「伎楽」を現代に再生したものですが、単なる復元ではなく、それをコンテンツとして、マスク=仮面によるシルクロード逆流、すなわち「マスクロードプロジェクト」が、まさに全世界に向けて発信した矢先の万之丞の死でした。

東京 ⇒ 奈良 ⇒ 大宰府 ⇒ プヨ ⇒ ソウル ⇒ ピョンヤン

と繋げて止まった、プロジェクトの歩は、2007年中国へ継続することができました。北京、西安、上海、揚州と4都市で公演しました。つぎはいずこへ。

マスクロードプロジェクトは平和への祈りに支えられてエトノスの旅としてこれからも続きます。

真伎楽について

マスクロードプロジェクトについて